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writer : negishi

【エンタがビタミン♪】麒麟・川島明、「勝てない」芸人は“もう中学生” 再ブレイク直前で芸人引退を踏みとどまらせていた

「空車満車ゲーム」だった。1台空きのある駐車場のイラストに対し、1台の車を持ったもう中学生が空車スペースにその車を出し入れして「空(車)」「満(車)」とひたすら言い続けるというものである。本来であれば営業先の観客とコールアンドレスポンスで成り立つようなネタをあえて1人でやるというシュールさに、川島は「やっぱオモロイ」と感じたという。

そしてその直後、出演予定だった『水曜日のダウンタウン』(TBS系)のスタッフから「芸人が一番面白いと思う瞬間」について聞かれた川島はこのネタを紹介したところ、オンエアされることになったそうだ。

だがその頃、もう中学生は芸人引退を決意。自宅の荷物を整理し、実家の長野県へ帰ろうとしていたところだった。しかし川島の紹介した映像がオンエアされたことで引退を撤回し、もう中学生からは「仕事が増えて何とか辞めずに済みそうです」「もう一回頑張ってみます」と長文で感謝のメールが届いたと明かしていた。

この事実に視聴者からは「あの天才を引き留めてたのか」「感動です」と驚きと称賛のコメントが寄せられた。

長らく悩んでいたもう中学生を救う立役者となった川島。しかし『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)にもう中学生がゲスト出演した際は、再ブレイクのきっかけについて「風水のお陰です」「間取りを変えたら売れました」とボケをかましたそうで、回答に期待していた川島は「そんなとこボケんで良い」「いい加減にしろ」とすかさずツッコんでいた。

とはいえ長い間ネタを作り、報われたもう中学生を「24時間あいつはオモロイ」「普通の芸人では勝てっこない」と絶賛した川島。佐久間プロデューサーが「やっぱり本当に面白い奴って、ああいうふうにリバイバルしてくるんですね」と語ったように、予測できないチャンスをしっかりモノにするのも彼の実力ということだろう。

(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)

もう中学生を「24時間オモロイ」と評した川島明

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