イギリスの電車内で、生後5週間の子猫がたった1匹でいるところを職員が発見した。これほど小さな子猫が電車の行き交う危険な駅に1匹でいては、事故に遭ってもおかしくない。幸いにもケガはなく健康的で、保護した駅がTwitterで子猫の姿を公開すると、あまりの可愛さに里親希望の声が殺到していると『Birmingham Mail』などが伝えている。
今月24日夜、イギリスの鉄道会社「CrossCountry」が運営する電車内で生後5週間の小さな子猫が1匹で取り残されているところを、ウェスト・ミッドランズ州バーミンガムにある「Birmingham New Street」駅の職員が発見した。
すぐに子猫を保護した職員はその晩つきっきりで世話をし、翌日に同州ウォルヴァーハンプトンにある動物病院「St George’s Vets」へ連れて行った。獣医の診察を受けた子猫はオスと判明し、幸いにも健康上の問題はなかった。
誰かが忘れてしまったのか、自力で乗り込んだのかは明らかになっていないが、同駅で駅長を務めるジェス・マクラフリン=キャロルさん(Jess McLoughlin-Carroll)は「子猫がどうやって電車に乗り込んでしまったのか、見当もつきません。体のサイズも小さいですし、自ら乗ってきたとは考えにくいです。特に鉄道という危険な環境において、これほど小さな動物が1匹だけでは長く生き残れないでしょう」と話す。
英語圏では、“猫には九つの命がある”という意味の「a cat has nine lives」という通説が昔から語られている。これは猫が事故や災害に遭っても、どうにかして生き延びることからきているという。
これを踏まえ、