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野生動物の宝庫と言われる南アフリカ・クルーガー国立公園で、親子で連れ立って歩くヤマアラシの姿が目撃された。そのあまりにも可愛すぎる様子が話題になっている。夜行性のヤマアラシが日中に、しかも子供を連れているという珍しい光景に多くの人が心を癒されたようだ。『The South African』などが伝えた。
『Latest Sightings – Kruger』のFacebookに投稿されたのは、ヤマアラシの親子だ。南アフリカに生息するヤマアラシはモヒカンのような頭と鋭い棘が特徴だが、一方で足が短いために歩く姿は非常にあどけない。体毛が変化したと言われる最大30センチにもなる鋭い棘は背中からしっぽにかけてびっしり生えており、逆立てることで威嚇する。ヤマアラシの天敵はヒョウやライオンといった肉食動物であるため、鋭い棘が唯一身を守る方法なのだろう。実際にヤマアラシを飲み込んだヘビが死んだケースもあり、その鋭さがうかがえる。
8月22日に投稿された動画には、普段は夜に活動することの多いヤマアラシの親子が日中に移動している貴重な様子が捉えられている。2匹の小さなヤマアラシの子供が母親の後ろを歩いているが、母親は子供たちがちゃんとついてきているのか気にしており、