俳優のマット・デイモンがネット上で激しいバッシングを浴びる事態になった。事の発端は、マットが英紙インタビューの中で明かした「ある言葉の使用を最近になって止めた」という告白だった。その言葉が、同性愛者へのこの上ない侮辱語として知られる“Fワード”だったため、「最近まで使ってたって事実が逆にショック」「ハーバード出身のインテリかと思ってたのに、見損なった」といったツイートが相次いで寄せられてしまったのだ。
映画『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』など“ボーンシリーズ”でおなじみの米出身俳優マット・デイモン(50)が、このほど英紙『The Sunday Times』のインタビューに登場した。その中でマットは、人種や国籍、ジェンダーなどの違いをより尊重し合う“ダイバーシティ”に言及、ハリウッドでもそのような認識のシフトが見られること、そしてマット自身も娘から自らの認識を正される機会があったことなどを語った。
「数か月前、僕が言ったあるジョークに対して、娘から長文の手紙をもらう羽目になってしまったんです。」
そう明かしたマットが娘からお説教を食らう事態になってしまったのは、彼がジョークを放った際に使った「faggot」という“Fワード”が原因だったという。この言葉は「同性愛者に対するこの上ない侮辱語」として知られ、“f****t”などと伏せ字で使われるのが常となっている。マット本人はほんの軽い気持ちでその言葉を使ったものの、娘はそんなNGワードを平然と放つ父親にショックを受けたようで、会話中にその場を去ってしまったそうだ。
マットは単なるジョークのつもりだったことや、自身が出演した映画『ふたりにクギづけ(原題:Stuck on You、2003年公開)』の中でもセリフとしてこの言葉を使ったことがあるなどと弁解したが娘のショックは消えず、