悪夢のような部屋の様子をこのように説明した。
「元住人はゴミ箱を使わなかったんだろうね。キッチンは腐った食べ物で溢れていたし、居間の絨毯はケバブの食べかけやカビの生えたパンがこびりついていたよ。それに部屋の床は空のビール缶で覆われていた。8000本はあったね。」
「トイレは最悪だったよ。詰まったままで長い間流された形跡はなく、使用済みの汚物が付いたトイレットペーパーが1メートルを超える高さまで積み上がっていた。」
「1日目なんて『これで本当に掃除したの?』というほど代わり映えしなくて、終わりが見えなかった。相当長い間、汚い状態だったと思うよ。だって3日間で漂白剤10本とゴミ袋100枚を使い切ったのだから。」
なおフレディさんが現場で撮影した動画を見ると、アパートは家具付きの賃貸だったようだが、床や家具もカピカピで黒ずんでおり、煙草の吸殻が至るところに落ちていた。イギリスでは賃貸住宅に入居する際、家賃1か月ほどのデポジットを支払うことが多いが、オーナーの損害は家賃滞納分も含めると約181万円(12000ポンド)になるという。
フレディさんはあまりの惨状に「トイレの修理には時間がかからなかったよ。男性はきっと部屋の現状を知られたくなくて、放置したのだろうね。彼が鬱でアルコール依存症だった可能性もあるけど、どんな理由があるにしても許されることではないよ。他のオーナーが同じ被害に遭わないためにも、彼をブラックリストに載せるべきだね」と強い口調で述べている。
ちなみにこのニュースにはコメントが殺到しており「もっと早く強制退去させることができるように法を改正すべき」「元住人は同じことをするね。罪人だよ」「心の病気なのだと思う」「うちの母が同じだった。掃除ができないんだ」「元住人の実名を暴露すべき」「心の病と言っておきながら、実は故意にやっているのかも」「これだから家を貸したくない。修理にばかりお金がかかり、結局はストレスになる」「まるでホラー」「これは酷い」「良心がないのか」「家を貸す時はじっくり人を選ばないと後悔する」といった声があがった。
画像は『The Daily Star 2021年8月16日付「Tenant from hell leaves 8000 beer cans, rotting food and clogs toilet with ‘4ft waste’」(Image: Kennedy News and Media)』『Metro 2021年8月16日付「Tenant paid no rent for a year, left 8,000 beer cans and messaged ‘left a bit of a mess’」(Picture: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)