オンラインショッピングの需要が増え、配達員たちは置き配などの依頼にも臨機応変に対応している。そんな中、アメリカのAmazon配達員が「クモを退治してほしい」というお願いに対応した姿が人々の心に触れ、話題を呼んでいる。小さなことかもしれないが、家から出られないほど怯えていた依頼主の女性にとっては“救世主”となり、SNSでは親切な配達員の対応に称賛の声が集まっている。
今月12日のこと、米テキサス州サンアントニオ在住のグウェン・サンチェスさん(Gwen Sanchez)は玄関前に現れた大きなクモに頭を悩ませていた。「午前7時頃、インターホンに設置されたカメラにクモが這っていることに気付きました」とクモ嫌いのグウェンさんは明かす。
外からインターホンを映した画像には大きなクモが鎮座しているのが分かり、家の中からカメラを覗くとクモの長い脚が映り込んでいた。
困り果てたグウェンさんはAmazonでネットショッピングをした際、配達場所の詳細を記入する欄に「ゴミ箱の近くにあるガレージの前に荷物を置いてください。玄関ポーチに大きなクモがいてそこから動こうとしないので、怖くて玄関から出られないんです。もしクモを退治してくれたら嬉しいです」と期待を込めて書いてみたという。
配達とはまったく関係のないお願いだったが、これを見た男性配達員はグウェンさんの依頼通りにしたのだ。
当時の様子を捉えた動画には、男性の配達員がやって来て玄関の目の前に荷物を置くと、天井を見上げてクモを探す姿が映る。すぐに発見した配達員は片方の靴を脱ぐと、