誕生したばかりの赤ちゃんの乳房が膨らみ、お乳が出始めたという非常に珍しい症状に困惑したアメリカの母親は、「何らかの異常があるのでは?」と医師の診断を仰いだ。しかし赤ちゃんは病気ではなく、治療や検査も必要がないことが判明した。『Mirror』『The Sun』などが伝えている。
米インディアナ州エバンズビル在住のヴァネッサ・モランさん(Vanessa Moran、28)は昨年6月1日、次男のキーラン・シェリル君(Kylan Sherrill)を3543グラムで出産した。
キーラン君は健康そのものだったが、生後1週になると胸が膨らみ始めた。ヴァネッサさんは「誕生時のキーランは乳首が陥没していたの。でも1週間経つと、乳房がぷっくりと膨らみ始めたのよ。変だなと思っていたらその数日後、今度はお乳が出始めたの」と当時を振り返り、このように続けた。
「赤ちゃんがお乳を出すなんて聞いたことがないから、ショックでどうしていいのかわからずパニックに陥ったわ。あの子の父親もショックを受けていた。私はキーランが感染症にでも罹ったか、命に関わる病気なのかではと心配でたまらなくなって病院へ連れて行ったの。」
ところがヴァネッサさんは、病院で「キーラン君は全く問題ないですよ。キーラン君の症状は男の子、女の子に関係なく、世界で2%の確率で起きるもので心配はいりません。ただあと2か月以上この状態が続くようなら、専門家に診せて下さいね」と言われ、困惑したという。
実は新生児の乳首から出る乳汁は「魔乳」と言われ、