インドである女性が新型コロナウイルスに感染し、入院先の病院で亡くなった。のちに遺体は家族によって火葬されたのだが、女性は告別式の翌日に突然帰宅して家族や親族を驚かせたという。『New York Post』『India Today』『New Indian Express』などが伝えている。
インドのアーンドラ・プラデーシュ州クリシュナに住むムティアラ・ギリジャンマさん(Muthyala Girijamma、75)は新型コロナウイルスの検査で陽性だったことから、5月12日にヴィジャヤワーダの公立総合病院に治療のために入院した。
『New York Post』によると、ムティアラさんの夫ガダヤさん(Gaddayya)は毎日必ず病院に見舞いに訪れ、妻が徐々に回復しつつあることを実感していたそうだ。しかし入院から3日後の15日、ムティアラさんの病室に行くと妻の姿はなく、病院側から「ムティアラさんが死亡した」と告げられてしまった。
ガダヤさんは遺体安置室から遺体袋に納められたムティアラさんを引き取り、病院から死亡診断書を受け取った後に自宅へ戻った。病院側に「遺体袋を開ける際には必ず防護服を着用するように」と言われていたことから、ガダヤさん家族は遺体袋を開けることなく、その日のうちにそのまま葬儀を行い火葬を済ませた。
その1週間後に、ガダヤさんは再び不幸に見舞われた。今度は息子のラメシュさん(Ramesh、36)が、新型コロナウイルスで5月23日に亡くなってしまったのだ。そして6月1日に、ラメシュさんとムティアラさんの合同告別式が行われた。
しかしその翌日、