海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】「娘はガムの噛みすぎで亡くなった」母親の訴え(英)

6月6日の午前11時半頃にサマンサさんは帰らぬ人となってしまった。

マリアさんは、医師からナトリウム濃度が低下した原因について「知る限りでは、彼女は何らかの毒物を摂取した可能性がある」と言われた。しかしマリアさんには、死に至るほどの毒が何なのか見当もつかなかった。

ところが数か月後にソフィーさんがサマンサさんの部屋の片付けをしていると、引き出しの中に大量のガムの包み紙と空き箱を見つけた。またバッグの中にあったレシートを見るとサマンサさんが常にガムを購入していたことが分かり、その数から毎日1~2箱のガムを口にしていたことがうかがえた。

マリアさんはインターネットで「ガムを大量に噛むと何が起こるか」を調べたところ、ガムに使用されている人工甘味料「アスパルテーム」と「ソルビトール」の危険性について知ることとなった。マリアさんは次のように語っている。

「なぜ、皆さんがこれらについてあまり知識がないのだろうと思いました。多くの親が何も考えずに子供にチューインガムを与えていますよね。アスパルテームやソルビトールなどの人工甘味料はとても危険なのです。」

「これらは体内の塩分濃度を急激に低下させ、全身性エリテマトーデスや過敏性腸症候群などと誤診される原因となり、大きなリスクが伴うのです。」

また当時、検視によってサマンサさんの胃の中からガム4~5個分の大きさの塊が見つかっている。検視後の審問はサマンサさんが亡くなった4年後に行われ、検視官は「ガムの甘味料が安全であることは確認できているが、電解質の低下の原因になった可能性は否めない」と述べている。

マリアさんは「10年経った今でもサマンサの死が頭から離れません。まるで昨日のことのように覚えています」と述べ、「人工甘味料などに潜むリスクについて、多くの人に知ってほしい」と訴えている。そしてサマンサさんの命日を目前にして、マリアさんは次のように明かした。

「サマンサのことは非常に残念です。あの子は活発で陽気な性格で、それでいて虫も殺さないほど優しい子でした。いつも人生を楽しんでいて、全く手のかかるようなこともなく本当に素晴らしい娘でした。」

画像は『New York Post 2021年5月31日付「Heartbroken mom believes daughter died from chewing too much gum」(MEDIA WALES)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

突然19歳で亡くなったサマンサさん(画像は『New York Post 2021年5月31日付「Heartbroken mom believes daughter died from chewing too much gum」(MEDIA WALES)』のスクリーンショット)

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