アメリカ在住のある女性が今月19日、いつものように銀行口座から現金を引き出そうとした。しかし下ろせなかったので口座残高を確認すると、そこには身に覚えのない1000億円以上のお金が入っていたという。なにかの間違いではないかと思わず二度見した女性だったが、これは銀行側が詐欺被害を防ぐために取った手段だったことが後に判明した。『WFLA』などが伝えている。
米フロリダ州ラーゴに住むジュリア・ヨンコスキーさん(Julia Yonkowski)は、自身の口座がある「チェイス銀行(Chase Bank)」のATMへ向かい、いつものように現金を引き出そうとした。
下ろしたかった20ドル(約2200円)を入力すると、ATMは「当座貸越となり、手数料が発生しますがよろしいですか?」と確認画面が出た。当座貸越とは口座残高以上の金額を引き出そうとすると発生するもので、ジュリアさんは「あら、この口座にはお金を入れていなかったかしら?」と思い、残高を確認することにした。
するとそこには9億9998万5855.94ドル(約1108億円)という、見たこともないような桁数が並んでいたのである。
この数字を目にしたジュリアさんは「恐ろしかったですよ。多くの人は私が宝くじに当たったのかと考えると思いますが、そうではないんです。不正にお金を受け取ったり、お金を借りたりして返済に追われる人の話を聞いたことがあったので、私はこのお金を使いませんでした。私のお金ではないですし」と当時の心境を明かした。
なぜこのような巨額がジュリアさんの口座に振り込まれていたのか、