海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】突然振り込まれた1100億円超に困惑した女性 詐欺被害を防ぐ銀行の戦略だった(米)<動画あり>

実はこれ、銀行側の詐欺被害防止の策だった。

今回ジュリアさんが使用した口座は、亡くなった夫と共同名義で所有していたものだったという。通常は名義人が亡くなった場合には必要な書類を提出し、個人名義に切り替える手続きを行わなければならない。ジュリアさんはその手続きをしていなかったため、20ドルを引き出そうとした時にこれが疑わしい動きだと銀行側が判断してしまったのだ。

当時のジュリアさんは気付かなかったようだが、口座には約10億ドルが入っていたのではなく、口座を凍結させるために約10億ドルの「マイナス状態になっていた」とチェイス銀行は明かしている。しかし口座凍結のためになぜそのような巨額の数字が使われているのか、理由は明らかになっていない。

なおジュリアさんは「今回の私の経験が、多くの人にこの制度を知ってもらう機会になればいいなと思います」とコメントした。

ちなみに自分の口座に突然大金が振り込まれるというケースは過去にも発生しており、米ペンシルベニア州では1200万円超が振り込まれていたことや、アイルランドでは約600万円が振り込まれたこともあった。どちらも銀行のミスによるものだったが、当事者らは振り込まれた現金を使い込んでしまい、最終的には逮捕されている。

画像は『WFLA 2021年6月23日付「$1 billion on Largo woman’s bank statement was actually a negative billion dollar balance, Chase says」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

謎の大金は、銀行側の詐欺被害防止策だった(画像は『WFLA 2021年6月23日付「$1 billion on Largo woman’s bank statement was actually a negative billion dollar balance, Chase says」』のスクリーンショット)

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