銃社会アメリカでは、年端もいかない子供が銃を所持して犯罪に手を染めることも珍しくはない。このほど10代前半の少年らが大人に向かって銃を向け、車両強盗を働こうとしたという。『New York Post』『CBS San Francisco』などが伝えている。
米カリフォルニア州アラメダ郡サン・レアンドロの住宅地で現地時間9日、男性が銃を持った2人の車両強盗犯に襲われる事件が発生した。
事件の一部始終は、近所の住宅に設置された監視カメラが捉えていた。そこには白い車の横にいる男性に、銃を向けながら近づいて来る2人の少年の姿があり、男性は「君たち本気なのか?」と言いながら驚いた様子で後ずさりしている。
しかし男性は一瞬の隙に銃を持った少年を背後から鷲掴みにし、そのまま持ち上げて地面に叩きつけた。その衝撃で少年は持っていた銃を落とし、そのまま地面に倒れた。男性はすかさず少年を地面に押さえつけ、身動きが取れないようにした。慌てふためく少年は悲鳴をあげたが、その声は甲高くまだ幼さが残っていた。
思いがけない男性の反撃に驚いたもう1人の少年は、後ずさりしながらも「彼を離してやってくれ! もう十分だろ!」と叫んだ。すると男性は「ここから失せろ!」と言い放ち少年を解放すると、彼らは銃も持たずに白のSUV車でその場から逃走した。
その後、サン・レアンドロ警察が監視カメラの映像をもとに少年らの行方を追い、