産まれてくる赤ちゃんは、母親がどんな状況にあろうと待った無しで誕生することも多い。このほどアメリカの警察官がスピード違反の車に停止命令を出したところ、車内に乗っていた妊婦の出産をその場で手伝うことになった。この様子を捉えた動画がSNSに投稿されると、対応した警察官に多くの称賛の声があがった。『Inside Edition』『Orlando Sentinel』などが伝えている。
米フロリダ州オレンジ郡メイトランドで現地時間3月30日の午前2時頃、地元の交通警察である「フロリダ・ハイウェイ・パトロール」に所属するマイケル・アレンさん(Michael Allen)とピート・クリスティーさん(Pete Christie)が制限速度50マイル(時速約80キロ)の区間を85マイル(時速約137キロ)以上で走行する車を発見し、スピード違反のため停止命令を求めた。
停止命令に気づいた運転手の男性は、窓を開けてパトロール隊に何かを訴えようとしていた。その後すぐに男性は車を路肩へと停止させ、窓から「妻が赤ちゃんを産みそうなんだ!」とパトロール隊に向かって叫んだ。
運転手の男性は地元に住むジャロッド・フレミングさん(Jarrod Fleming)で、妊婦である妻のケリー・スミスさん(Kelly Smith)の陣痛が始まっていたため病院に向かう途中だったという。
この時マイケルさんは、ケリーさんの陣痛が約5分間隔と短くなっていることに気付き、