空港の検疫所で35羽の小鳥を密輸しようとした男を職員が発見し、男は逮捕された。男は小さなヘアカーラー1つ1つに小鳥を詰め、それを服の内側などに隠して不正に持ち込もうとしたのだ。近年はこのような手口が増えており、この1か月間にも同様の方法で小鳥を密輸しようとした男が捕まっていた。『New York Post』などが伝えている。
米ニューヨークにあるジョン・F・ケネディ国際空港で今月26日、南米の国ガイアナの首都ジョージタウンから入国しようとしたケヴィン・アンドレ・マッケンジー(Kevin Andre McKenzie、36)が小鳥を密輸しようとしたところ、空港の検疫職員に発見された。
アメリカ合衆国税関・国境警備局(United States Customs and Border Protection、以下CBP)によると、ケヴィンは上着の内側や足首に多数のヘアカーラーを取り付けており、その中に小鳥を詰め込んでいたという。その数は35羽にも上った。
公開された写真にはカラフルな筒状のヘアカーラーに詰められた小鳥の姿が写っており、さらにその上から網が被せられている。中に入れられた小鳥は羽を広げることができず、身動きが取れない状態だった。
CBPの調べに対し、ケヴィンは依頼人から3,000ドル(約33万円)で小鳥を密輸するように話を持ちかけられたと明かし、500ドルを前払いで受け取り、検疫を通過できたら残りの2,500ドルを受け取る予定だったと話している。
ケヴィンは野生動物の違法取引で起訴され、