このほどアメリカのある町で2軒の店が看板で会話を始めた。「うちの靴紐はお宅のギターの弦よりずっと強いね」「靴紐じゃデートに誘えないだろ」など、時にはジョークも混ぜながらの会話はSNSで大きく話題となり、周辺地域のお店も参加して町中が看板の会話で溢れたという。『WSLS 10』などが伝えた。
米バージニア州南西部の町クリスチャンズバーグで楽器店「ブリッジカルドー(Bridge Kaldro)」を経営するジム・ボアンさん(Jim Bohan)は今月16日、隣に位置する靴屋「スーパーシューズ(Super Shoes)」に対し、お店の外にある看板を使って話しかけた。
「やあスーパーシューズ! 看板戦争でも始めないか?」
数日後、スーパーシューズはこの看板に対し「やあブリッジカルドー! うちの靴紐はお宅のギターの弦よりずっと強いよ」とやや喧嘩腰に会話を始め、ブリッジカルドーは「靴紐なんかじゃデートに誘えないだろ」と張り合うように返答している。
そしてこの看板らの会話を見かけた周囲の店のオーナーたちも、続々と“看板戦争”に参加し始めた。
近くのヘアサロンはハンバーガーショップに向けて、「私たちはバンズ(英語でヘアスタイルのお団子のこと)にヘアワックスを付けるけど、お宅は何をするのかしら?」とハンバーガーの“バンズ”に掛けてダジャレを交えながら看板を掲げた。
このヘアサロンのオーナーであるチェルサ・スタッサンさん(Chelsa Stassin)は「最初の2つの店が看板でやり取りするのを見て、『私も参加しなくちゃ!』と思ったんですよ。お店の外には大きな看板があるのですが、もう5年ほど使っていなかったんです。せっかくだから上手く活用しようと思い付きました」と看板戦争に参加したきっかけを明かした。
この3店舗の他にも、