チャールズ皇太子(72)が、現地時間9日に99歳で逝去した父エディンバラ公フィリップ王配への思いを語った。王配のことをあえて「私の親愛なるパパ」と呼んだ皇太子だが、エリザベス女王とフィリップ王配の子供達であるアンドルー王子とアン王女も追悼の言葉を伝えた。
現地時間10日、グロスターシャー州の私邸ハイグローブのドアから現れたチャールズ皇太子はまず「私が特に述べたいのは、父はこの70年間、女王や私の家族、そして英国や英連邦国に対して、最も素晴らしく献身的な奉仕をしてきたということです」と述べ、このように続けた。
「皆様が想像されるように、私の家族と私自身は父のことを大変恋しく思っています。父は多くの人々に愛され、感謝されてきました。ここにいる多くの人々や英連邦各国の人々が、私達と同じように悲しみを分かち合っていることに、父は大変感激していると思います。」
その後、皇太子は「私の親愛なるパパはとても特別な人だった」と親しみを込めて述べ、亡き父を追悼してくれた人々に感謝を伝えた。
「彼は人々が自分自身についてこれほど反応し、感動的な言葉を寄せてくれたことを、きっと喜んでいます。私達家族も深く感謝しています。皆様の心遣いは、大きな喪失感と非常に悲しい時期を過ごす私達の支えとなるでしょう。」
英国内は、王配の崩御後から17日までの8日間は喪に服している。バッキンガム宮殿は現地時間10日、フィリップ王配の葬儀は英時間17日午後3時(日本時間午後11時)からウィンザー城の敷地内にある聖ジョージ教会で執り行うと発表した。当日の様子はテレビ中継され、