タレントのはるな愛(48)は2017年から月に1回、経営する鉄板焼き店の営業時間外に“こども食堂”を開いていた。自身が経済的に苦しい家庭で育ったため、同じような環境にいる子どもたちの力になりたいと立ち上がったのだ。5日放送の『グッとラック!』(TBS系)ではるなはこども食堂への思いと、コロナ禍で苦渋の決断をしなけらばならなくなった無念を涙ながらに語った。
はるな愛の父親はギャンブル好きで、母親が商売と家事を一手に担っていた。だが生活は苦しく、よく電気や水道が止められていたという。そんなはるなが幼児期の楽しい思い出として頭に浮かぶのは、母親の優しさを感じる手料理だった。はるなはタレントだけでなく複数の飲食店を経営する実業家だが、自分の子ども時代の経験から貧困で食べられない家庭の子どもたちのために、こども食堂を開くことに決めたのだ。『グッとラック!』によるとこども食堂は全国に約5000か所、年間100万人以上の子どもたちが利用しているという。料金は無料、または低価格で食事を提供している。
だがこのコロナ禍で開催を中止したこども食堂が多く、はるな愛も今は子どもたちへの食事の提供をやめている。食事ではなく食材や弁当を配布するところも増えており、はるなも東京都世田谷区のひとり親家庭を支援するプロジェクト「サンタアクション」を立ち上げ、レトルト食品1万食を同区に寄贈するなど積極的に活動している。はるなが経営する飲食店も苦境に立たされているが、