お笑いタレント・渡辺直美が昨年の段階で東京五輪・パラリンピックの式典に出演予定だったことから、開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)が「オリンピッグ」とダジャレにして渡辺の容姿を侮辱するようなプランを関係者に提案していたことを3月17日に『文春オンライン』が報じた。当事者の佐々木氏は18日に辞任の意向を伝え、謝罪文を公表。渡辺直美も所属する吉本興業ホールディングスのHPにコメントを寄せたが、ネット上ではタレントや有識者から様々な声が発せられて波紋を広げている。
吉本興業所属のお笑いタレント・ぜんじろうがTwitterで「五輪エンブレムのパクリ問題」、「森元会長の差別発言に川淵氏会長辞退」と振り返るように、このたびの容姿侮辱騒動はまたしてもという感がある。ぜんじろうは渡辺直美が2012年9月に子供番組『ピラメキーノ』(テレビ東京系)でニッチェ・江上敬子とかわいらしいブタの鼻をつけて「ピッグ☆レディ」を結成したことを持ち出して、佐々木宏氏がそんなイメージで「オリンピッグ」を思い付いたのではないかと憶測し「今の国際基準からするとコメディとして、これはアウトだと思います」と指摘した。
佐々木氏の“仮装プラン”についてお笑いジャーナリストで時事YouTuberのたかまつななは「渡辺直美さんの良さを全く分かっていない」とツイートしており、「こんなセンスがない人が演出プラン考えているのか」とがっかりしていた。たかまつが「見た目を卑下する笑いじゃなくて、かっこよくて若い人に支持されてる」、「ありのままの自分を愛して、オシャレして、自分に自信をもつって素敵じゃんー!」とその魅力を代弁するように、渡辺直美自身も18日に吉本興業ホールディングスのHPで「オリンピックの件ですが…私自身はこの体型で幸せです。なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい」とコメントしている。
コメンテーターとしても活躍するタレントの麻木久仁子は、