イギリスで5歳女児の行動が人々の心を奮い立たせている。この女児は慈善事業団体への資金調達のために毎日、雨の日も雪の日もユニークなコスチュームで近所を散歩しているのだ。そんな姿が話題となり、道行く女児に地元の人から声援が届くようになった。『Mirror』などが伝えた。
英ランカシャー州ウェストホートンに住む5歳のジャスミン・ホルトちゃん(Jasmine Holt)が注目を集めている。ジャスミンちゃんは、子供のメンタルヘルスをサポートする非営利組織「Place2be」が主催する「Children’s Mental Health Week 2021」への資金調達のために、毎日少し変わったコスチュームで近所を散歩しているのだ。
ある日はユニコーン、またある日は絵文字の「うんちマーク」のコスチュームを着て、ジャスミンちゃんは母親のアビー・ミルズさん(Abbey Mills、32)と一緒に一日あたり3~5マイル(約4.8~約8キロ)を散歩しているそうだ。
「Children’s Mental Health Week 2021」は今月1日から7日までとなっており、ジャスミンちゃんとアビーさんは、7日間で30マイル(約48.3キロ)以上歩くことを目指した。
実はジャスミンちゃん、メンタルヘルスの問題を抱えており、学校生活で苦労することがあったそうだ。そこでアビーさんは今回の「Place2be」による資金調達プログラムに、ジャスミンちゃんを参加させることに大きな意義があると考えたようだ。アビーさんはジャスミンちゃんについて次のように語った。
「ジャスミンはまだ5歳ですが、とても優しい心の持ち主なんです。いつも『誰にも悲しい思いはして欲しくない』って私に話すんですよ。」
「この間はうんちのコスチュームを着てたんですが、ジャスミンは『大丈夫じゃないけど、うんちみたいな良くない気分の時もあるからね。これは平気よ』なんて言っていたんです。」
当初はコスチュームでの外の散歩に気乗りしなかったジャスミンちゃんだったが、