車を運転していた男性が、雪が降る中で上着も着ず、靴も履かずに泣きじゃくりながら歩く7歳の女の子を見つけた。警察が保護し事情を聞くと「ママとパパのいる家には戻りたくない」と女の子は明かしたという。女の子の捜索願も出ておらず現在、警察が両親に事情を聞き調査を行っている。『WGNTV.com』などが伝えた。
米イリノイ州シカゴのエングルウッドに住むトニー・テイラーさん(Tony Taylor、46)は今月17日午後5時頃、ハルステッド59番通りを車で走っていた。すると同乗していた5歳の娘が「パパ、あの女の子見て」と1人で歩く少女に気付いたという。
よく見ると女の子は雪が降る中、ロンパースのような子ども服を着ているだけで上着も着ておらず、靴も履いていなかった。手にはノートパソコンを持っていたといい、泣きながら雪の中を歩き続けていた。
車を止めてその子に駆け寄ったというトニーさんは「誰がこんな薄着の子どもを寒い中に放っているんだ」と憤り、自分のコートを着せて車の中に連れていき、警察に連絡した。
「女の子の足は氷のように冷たかったよ」と当時を振り返るトニーさんは、女の子に名前を聞いてみたが、答えることもできないほど寒さで唇が震えていたため、娘の隣に座らせて体を温めながら警察の到着を待った。
トニーさんの娘がハグをして体を温めてあげると徐々に震えが止まり、