頭では分かっているつもりでも、左右の識別を一瞬迷ってしまう現象は“左右失認”と呼ばれている。このほどその現象に悩んだ大学生が、左手に“L”、右手に“R”のタトゥーを入れたことをSNSで公表し話題となっている。ユーザー達からは「私もこのタトゥーが必要」などの声があがっており、意外と左右の区別に困っている人がいるようだ。『New York Post』などが伝えた。
オーストラリアの首都キャンベラ出身の大学生ドゥコディア・レインさん(D’Kodia Laine、23)は、咄嗟に左右の区別が付かないことが多々あり悩んでいた。どうにかしたいが良い解決方法が無いまま誤魔化して過ごしていたが昨年、パーティで行われた“スカベンジャーハント”に参加した際に困った事態に陥った。
スカベンジャーハントとは、チームに分かれてお題の書かれたリストを埋めていく、海外ではポピュラーなレクリエーションゲームである。日本でいう、チーム戦で行われる借り物競争といったところだ。
ドゥコディアさんが参加したスカベンジャーハントは広い範囲で行われていたようで、車に乗って目的地に向かっていた。チームリーダーに選ばれたドゥコディアさんは地図を手に、運転手に進路を伝える案内役を担当したが、その際に何度も左右の方向を間違えてしまったのだ。
これを見た友人たちが、応急処置としてドゥコディアさんの手に“L”と“R”の文字をペンで書いたという。ドゥコディアさんは「この時は『タトゥーを入れないとね』と冗談を言い合っていました。でもこれが驚くほど便利だと気付いたんです」と当時を振り返る。
それまで左右が分からなくなった時は、