フランス出身のエレクトロ・デュオ「ダフト・パンク」が28年の歴史に幕を下ろし、解散を発表した。公式サイトでは「エピローグ」と題した動画を公開、メンバーが爆発するショッキングなシーンでファンへの別れを告げた。
ダフト・パンクの公式サイトが現地時間22日に「エピローグ」と題した動画を公開し、28年間活動したデュオが解散することを公表した。彼らの広報担当者キャスリン・フレイザー氏は『Variety』の取材に応じて事実関係を認めたものの、それ以上の詳細についてはコメントを拒否している。
ダフト・パンクが公開した8分にわたる動画は、彼らが監督を務めた映画『エレクトロマ(原題:Electroma)』(2006年)のワンシーンからスタートする。メンバーのトーマ・バンガルテル(Thomas Bangalter)とギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト(Guy-Manuel De Homem-Christo)が砂漠を歩いている場面だ。2人はダフト・パンクのトレードマークであるフルフェイスのヘルメットにレザースーツを着用している。
そしてシルバーヘルメットのトーマスが上着を脱ぐと、背中にはタイマー付きの装置が付けられていた。ゴールドヘルメットのギはしばらくためらったが、思い切ってボタンを押す。するとタイマーがカウントを始め、トーマスは遠くへと歩き始める。カウントがゼロになった途端に爆発し、粉々に散ってしまうのである。
その後バックではデュオの楽曲『タッチ』が流れ出し、スクリーンにはダフト・パンクが活動した年「1993-2021」の文字が映し出される。最後にはギが1人で太陽に向かって歩いて行くシーンで締め括られている。
突然の別れを告げたダフト・パンクに、