イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】リアーナ、ヒンドゥー教の神のペンダントに批判殺到「宗教はファッションではない」

何度か「文化の盗用(Cultural Appropriation)」をしていると問題視されたことがあった。文化の盗用とは、ある文化を他の文化圏の人が許可もなく取り入れることを意味するが、昨今ではマイノリティ文化を多数派文化圏の人が商業的目的で使用することが問題になっている。

2019年にリアーナは中国版『Harper’s Bazaar』2019年7月号の表紙を飾り、東洋の伝統衣装のリファレンスと見られるファッションで登場した。同誌では「西洋のスタイルアイコンと東洋の美学の融合」と明記したものの、この姿が大きな非難を浴びることになった。

さらに昨年10月に開催した下着ブランド「サヴェージ×フェンティ」のショーでは、歌詞にイスラム教の神聖な言葉が使われた音楽を使用したことから批判が相次いだ。この件についてリアーナは自身のSNSで「不注意による誤りで、イスラム教の方々の気持ちを傷付けたことをお詫びします」と謝罪し、「私は神や宗教を軽視して音楽をプレイしません。この楽曲を使用したことは全くの無責任でした」と説明した。

インドでは農産物取引の自由化に反対する農家による抗議デモが昨年11月から続いており、SNSでは多くの著名人達がコメントしている。リアーナは現地時間2月2日、CNNによる「インド政府が、抗議する農家のインターネットを遮断した」という記事のリンクを貼り「なぜ私達は、このことについて議論できないの?」とツイート、抗議する農家への支持を表明していた。

画像2、3枚目は『badgalriri 2021年2月16日付Instagram「when @popcaanmusic said “me nuh wan ya wear no lingerie tonight fa me girl”」、2019年7月9日付Instagram「@harpersbazaarcn by @chenman」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

ヒンドゥー教の神ガネーシャのペンダントをつけたリアーナ(画像は『badgalriri 2021年2月16日付Instagram「when @popcaanmusic said “me nuh wan ya wear no lingerie tonight fa me girl”」』のスクリーンショット)

中国版『Harper’s Bazaar』の写真も物議を醸したリアーナ(画像は『badgalriri 2019年7月9日付Instagram「@harpersbazaarcn by @chenman」』のスクリーンショット)

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