マレーシアの小さな村で深夜3時、1人三輪車で遊ぶ男児を地元の村人が発見した。声をかけても全く反応を示さない男児に「幽霊ではないか」と怯える男性の姿を捉えた動画が話題になっている。この男児は自閉症を抱えており、男性らの通報によって警察に無事保護されたという。『SAYS』『New Straits Times』などが伝えている。
マレーシアのサバ州プタタンの交差点で12月30日の午前3時、ある男性が三輪車に乗って1人遊んでいた4歳ほどの男児を車中から見かけた。男性は深夜ということもあって「心霊現象だと思う!?」「誓ってもいい! あれは小さな子供だった!」と恐怖に駆られて取り乱しつつも、少年を見かけた交差点まで友人と一緒に戻って確認することにした。
するとそこにはやはり、1人で遊ぶ幼い男児の姿があった。周囲には保護者など大人の姿はなく、彼らの脳裏には「幽霊」の文字がよぎっていた。
しかも男児は、男性の乗る車が近づいてこようが、光を当てられようが、振り返るどころか一切の反応を見せなかったことで、男性達の恐怖心をより煽る。意を決した男性は、車の窓を下げて「もし君が人間なら、頼むから止まってくれ!」と男児に声をかけてみたが、それでも男児は反応を示さない。
恐怖心は拭い切れないものの、近寄ってみると明らかに実体のある男児だったことから男性はようやく車を降りた。そして友人が警察官を呼びにいく間、そばについて男児を見守っていたという。
その後、現れた警察官によって男児は保護され、