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writer : ac

【海外発!Breaking News】生後10か月で四肢切断した7歳女児「夢はパラリンピック選手」(英)

鼻の一部が切除され、四肢が切断された。またハーモニーちゃんの右腕はシュードモナスという別の細菌による感染症にかかり、左腕よりもさらに短くなった。

それでもハーモニーちゃんはその後、奇跡的な回復を遂げて医師らを驚かせた。フレイヤさんは、四肢を切断した後のハーモニーちゃんについて次のように述べている。

「ハーモニーが入院して初めて笑ったのは、手や脚も全てが切断された後でした。その時に『ああ、ハーモニーはやっと楽になったんだ。私たちの決断は正しかったんだ』と安堵したのを覚えています。」

「ただハーモニーを連れて外出すると、奇異の目でジロジロ見られました。多くの人があの子を見て『何もできないのだろう』と思うのです。でも娘は何にでも挑戦し、闘ってきたのです。」

実はハーモニーちゃん、地元ではちょっとした有名人で6歳だった昨年9月には、髄膜炎患者を支援し病気の認知度を高める活動を行う英慈善団体「Meningitis Now」の初のジュニアアンバサダーに選ばれた。また同年11月にIPC(国際パラリンピック委員会)がバーチャルで開催した「UTSバーチャル・ユースフェスティバル2020」の「インクルーシブ・スポーツ・チャレンジ(IPC)」で見事な体操を披露し、12歳以下の部門で金メダルを獲得した。

金メダルを見せる笑顔のハーモニーちゃん(画像は『Hope 4 Harmonie 2020年12月12日付Facebook「Look who’s GOLD medal has arrived!!!」』のスクリーンショット)

フレイヤさんは「IPCで優勝した時は、嬉しくて涙が止まりませんでした。ハーモニーは体操、バスケットボール、サッカー、ダンス、水泳と様々なスポーツに挑戦しています。私たち家族にとって、ハーモニーは普通の子と一緒なのです。障がいを持っていても、それが壁になることはないということを娘が証明してくれています。この機会に多くの人に髄膜炎について知ってもらうとともに、ハーモニーがみんなをインスパイアできれば嬉しいです」と話している。

サッカーも得意なハーモニーちゃん(画像は『Hope 4 Harmonie 2020年12月24日付Facebook』のスクリーンショット)

なおハーモニーちゃんは「将来は体操や水泳でパラリンピックに出場したい」という夢があり、ロールモデルは髄膜炎にかかり四肢を切断したイギリス人パラスイマーのエリー・チャリスさん(Ellie Challis、16)だという。エリーさんは2019年にロンドンで開催された「2019パラ水泳世界選手権」の50メートル背泳ぎ(運動機能障害S3)で銅メダルを獲得するなど活躍しており、ハーモニーちゃんはこれまでに何度か泳ぎ方の手ほどきを受けているという。

見事な泳ぎを見せるハーモニーちゃん(画像は『Hope 4 Harmonie 2020年4月24日付Facebook「We will be going live throughout Sunday while Harmonie is doing her challenges!」』のスクリーンショット)

「信じれば、どんなことだって達成できるのよ!」―そう語るハーモニーちゃんの今後に期待したい。

画像は『Hope 4 Harmonie 2020年8月9日付Facebook「Harmonie has new running blades!!!」、2020年12月12日付Facebook「Look who’s GOLD medal has arrived!!!」、2020年12月24日付Facebook、2020年4月24日付Facebook「We will be going live throughout Sunday while Harmonie is doing her challenges!」、2020年9月14日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

生後10か月で入院したハーモニーちゃん(画像は『Hope 4 Harmonie 2020年9月14日付Facebook』のスクリーンショット)

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