豪クイーンズランド州ゴールドコーストのバーリー・ウォーターズ(Burleigh Waters)で、獰猛なオオメジロザメが民家の裏庭に突如現れ「まるで映画『シャークネード』だ!」と人々を驚かせた。同エリアでは1週間以上にわたって大雨が続いており、このサメは決壊した運河から鉄砲水とともに流れ込んできたと見られている。『news.com.au』『The Sun』などが伝えた。
ゴールドコーストに住む人たちの情報交換の場となっているFacebookページ『Gold Coast Community』に12月17日、獰猛で人を襲うことでも知られるオオメジロザメが民家の裏庭に現れたという情報が共有された。
サメの発見者ティモシー・モリソン・デュフールさん(Timothee Morrison Dufour)は「今日のゴールドコーストも荒れた日になりそうだ」「バーリー・ウォーターズの裏庭にオオメジロザメがいるぞ」とコメントを添えて写真を投稿し、同ページにて人々に注意を促した。
写真には浸水した裏庭に浮かぶサメの背びれと尾びれが写っており、すぐそばの植物やフェンスの様子から周囲の水位がかなり上昇していることが分かる。
サメはゴールドコースト周辺に降り続けた大雨によって、決壊したバーリー・ウォーターズに通じる運河から入り込み、鉄砲水とともに裏庭付近に迷い込んできたようだ。
ネイチャー誌の『ナショナルジオグラフィック』によると、最大で体長3.5mになるというオオメジロザメはその獰猛さから危険度は世界一とも言われており、ホホジロザメ、イタチザメと並び人を襲うサメとして知られている。
またオオメジロザメは獲物を狙って浅い水域にも現れるため、水位の上昇とともに流れ込んできたとしても不思議ではないようだ。
“裏庭にサメ”という非日常なシーンに、