海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】森の中で高さ8メートルの木の上でオンライン授業を受ける学生 地方のネット環境の悪さを訴える(露)

多くの学生がオンライン授業を強いられている中で、ロシアの奥地に住む1人の学生がネット環境の悪さを訴えた動画をSNSに投稿した。授業のために森の中を300メートル進み、8メートルの高さまで木に登るという。学生の苦労を明かした動画は多くの注目を集め、教育省の耳にも入り対策が講じられた。『Fox News』などが伝えている。

ロシアの首都モスクワから2千キロ以上離れたシベリアの奥地オムスク市に住むアレクセイ・デュドラドヴさん(Alexei Dudoladov、21)は大学生だ。コロナ禍で対面講義が中止されているため、農業を営む実家からオンラインで授業を受けているという。

しかしアレクセイさんの実家は地方のさらに奥地の村にあり、自宅のインターネット回線は2Gしか届かず、授業の映像はいつも途切れたり止まってしまうこともあるそうだ。解決策として思い付いたのは、高い木に登るという案だった。

アレクセイさんは「家だとインターネット環境が悪すぎるけど、高い木の上だとかなり改善されます。そのためには森の中を300メートル進み、8メートルの高さの木を登らないといけません。でもそうすれば教授と会話もできるし、授業を欠席することもありませんよ」と話す。

外の寒さの中でネット回線を確認するアレクセイさん(画像は『PRI.org 2020年11月19日付「Siberian student scales birch tree for internet access as classes move online」(Credit: Alexey Malgavko/Reuters)』のスクリーンショット)

自身の苦労を知ってもらうためにアレクセイさんはTikTokやInstagramに動画を投稿し、

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