インドネシアのある学校が、学費納付が困難になった学生に対してココナッツやハーブを学費の代わりとして納付することを許可する粋な救済策を取っている。納付されたココナッツからヴァージンオイルを採取して販売し、運営資金を集めるという。『Insider』『UPI.com』などが伝えた。
インドネシアのバリ島ギャニャールにあるホスピタリティプログラムを提供するヴィーナス・ワン観光アカデミー(Venus One Tourism Academy)が、今年の3月よりユニークな学費納付方法を展開している。
同校は新型コロナウイルスの影響で経済的困窮に陥っている学生を考慮し、学費をココナッツで納付することを許可する救済策を打ち出した。納付されたココナッツでヴァージンココナッツオイルを採取し、それを販売するという。
また学生はココナッツだけではなく、食用に用いられているモリンガの葉やハーブの一種であるゴツコラでも学費として納付することができる。これらはハーブ石鹸の材料となり、石鹸を販売することにより学校運営の資金を生み出すそうだ。
同校責任者のワヤン・パセック・アディ・プトラさん(Wayan Pasek Adi Putra)は「学費は最初に全体の50%、2回目に20%、3回目に30%といったように、3段回に分けての納付となっていました。しかし新型コロナウイルスの影響もあり、柔軟に対応することに決めました」と今回の納付方法に至った経緯を明かした。
さらにワヤンさんは、