英王室ウィリアム王子・キャサリン妃夫妻による「ロイヤル・トレイン」での初のジョイント公務が幕を開けた。今回の旅の目的はパンデミック中もコミュニティーのために尽力を続ける人々との交流を図ることで、現地時間6日にロンドンを出発した「ロイヤル・トレイン」は、3日間かけてイングランド、スコットランド、ウェールズと英国内約2000kmを周る予定だ。
現地時間6日、英王室ウィリアム王子とキャサリン妃を乗せた「ロイヤル・トレイン」が、ロンドンのユーストン駅を出発した。パンデミックのさなか第一線に立って尽力を続ける人々に対し、国民を代表して感謝の意を伝える目的で幕を開けた今回の「ロイヤル・トレイン」ツアーでは、医療従事者や教師、児童、そして精神医療の専門家らを訪れる予定だ。
7日にスコットランドの首都エディンバラに到着した夫妻はまず、ニューブリッジの「Scottish Ambulance Service」を訪問。救急隊員やスタッフらとの面会では、肉体的・精神的に過酷な日々を強いられる彼らを労うとともにこれまでの感謝の気持ちを伝えた。次に夫妻は「Holy Trinity Church of England First School」を訪れ、医療従事者らの子供達のためにパンデミックのさなかも学校を開校し授業を続けた教師らと対面した。公式SNSでは、大勢の児童達と笑顔で交流する夫妻の姿も公開されている。
その後はマンチェスターにあるフードバンク「FareShare」を訪問したウィリアム王子とキャサリン妃。パンデミックの影響により利用者が2倍に増加したという同フードバンクは、マンチェスター周辺の学校やコミュニティーセンター、ホームレスシェルターを中心に食料を提供しており、