南アフリカ北東部に位置するクルーガー国立公園で、巨大ワニが自分より若いワニを襲う姿が捉えられ注目されている。同地域に生息するのはクロコダイル属のナイルワニで、成体になると体長は5メートルを超え、主に魚や鳥などを食べるという。『The Sun』などが伝えている。
野生動物の宝庫と言われるクルーガー国立公園内で、体長4メートル、体重500キロほどの巨大なワニが若いオスのワニを襲い水中に引きずり込む瞬間を、オランダのアムステルダム在住の野生動物写真家ジャン・バターさん(Jan Butter、69)が捉えた。
ジャンさんはツアーで同地を訪れており「あんな光景は今までに見たことがなかった」と明かすと、当時の状況を次のように語った。
「その日はツアー10日目でした。私たちは水辺から約30メートル離れた場所で、ナイルワニが現れるのを約30分じっと待っていました。すると突然、巨大なワニが現れて若いワニにガブリと噛みついたのです。」
「その後1分ほどだったでしょうか。大きなワニは顎を上げ、10センチはあるかという歯を若いワニに深く食い込ませじっとしていました。身体を噛みつかれたワニは必死に鳴いているのがわかりましたが、大きなワニは容赦せず、身体をひねらせて水の中に消えていきました。」
なおナイルワニは米フロリダ州などでよく見られるアリゲーターよりも獰猛と言われ、