スリランカでは多数のゾウが生息しており、人と一緒に働いたりお祭りで重いものを運んだりと人間の生活の一部となっている。このほど野生のゾウと遭遇したドライバーが積み荷のバナナを盗まれる動画がSNS上で話題となり、白昼堂々の犯行に多くの人が驚いたようだ。『NDTV』などが伝えている。
スリランカ南部カタラガマでバスを運転していたドライバーがゾウに遭遇し、道の真ん中で停車を余儀なくされた。乗車していた人がカメラを構え、その様子を撮影した。
道路にゾウが現れバスが止まると、ゾウはゆっくりとバスに近づいて開いていたドライバー側の窓から長い鼻をねじ込んできた。驚いた様子のドライバーはゾウの鼻を押し返そうとしているが、ゾウはずんずんと鼻を車内に伸ばしていく。そして運転席と助手席の間に置かれていた大きなバナナの房を見つけると、それを掴みにかかったのだ。
ドライバーが大きな鼻に押しつぶされながら必死に追い出そうと試みているが、ゾウの鼻はびくともしない。乗客はゾウからバナナを守っていたが、しつこいゾウに観念したのかバナナをゾウに渡した。ゾウがバナナを食べるために鼻を車外に出した隙に、急いでバスを発進させることができて事なきを得たようだ。
この動画を今月11日、インド森林局員のパービーン・カスワンさん(Parveen Kaswan)がTwitterに「高速道路で白昼堂々の窃盗」と記して投稿すると、