インド北部の村で今月11日早朝、赤ちゃんが生きたまま土の中に埋められているのが発見された。浅く掘られた穴に遺棄された赤ちゃんは、かなりの量の土を吸い込み冷たくなっていたものの、最悪の事態は避けられたようだ。『Dainik Jagran』などが伝えている。
インド北部ウッタラーカンド州カーティマ(Khatima)で11日の朝6時頃、畑仕事をしていたクンダン・シン・バンダリさん(Kundan Singh Bhandari)が雑草や石ころが混じった乾いた土の中から人間らしき顔が出ているのを発見した。
クンダンさんが近づくと、それは赤ちゃんの顔で、土の中から右の手足も出していたが動いている様子はなかった。
クンダンさんは急いで近くの住民らに知らせると、警察に通報。話を聞きつけて集まった人々が裸で冷たくなっていた赤ちゃんを掘り出し、暖かいブランケットに包んであげた。生まれたばかりとみられる赤ちゃんは弱々しいながらも息をしており、近所の女性が口の中の泥を掻きだしてあげると、口を小さく開けて反応したそうだ。赤ちゃんはその後、地元の病院に搬送されて手当てを受け、現在容態は安定している。
警察はこの事件を受け、ヘルスワーカーに母親の心当たりがないかどうか、目撃者はいないかなどについて捜査を開始しているが、