ディズニー映画『アラジン』でお馴染みの魔法のランプ。2019年には実写版が制作され、ランプから登場する魔人ジーニーをウィル・スミスが演じて話題になったが、このたびインドで偽の魔法のランプで詐欺を働いた男2人が逮捕された。映画から抜け出した嘘のようなニュースを『Oddity Central』『India News』などが伝えている。
インド北部ウッタル・プラデーシュ州メーラトに住むリーク・カーン医師(Dr.Laeek Khan)は今から2年前、手術後の女性患者であるセミーナの自宅を度々訪れ、傷の手当にあたっていた。
そんなある日、カーン医師はセミーナの自宅で魔法の力を持つというイスラムディン(Islamuddin)という男を紹介され、男の不思議な魅力にすっかりはまってしまった。
イスラムディンはそのうちアニーズ(Anees)という男を連れてくるようになり、カーン医師に「私はあなたに富、健康、幸運をもたらす“アラジンの魔法のランプ”を持っている。望むならお見せしよう」と夢のような話を持ちかけた。
英ロンドンで学んだというカーン医師だが、2人は魔法のランプから魔人ジーニーを登場させるなどのトリックを見せたそうで、「あなたがその気なら、約3500万円(2500万ルピー)でこのランプを売りますよ」とそそのかされてその気になった。カーン医師は、ランプからジーンが出てくるのを見るために約1万7000円(1万2000ルピー)を支払うと、その後も分割でランプ代を払い続けた。
しかしながらすべての支払いが終わり、カーン医師がいざ魔法のランプを持ち帰ろうとすると、