トルコにて演技で道に倒れていた俳優を心配した野良犬が舞台に乱入し、演劇が中断するハプニングが起きた。野良犬のこの行動に俳優たちはもちろん、見ていた観客たちも心を動かされたという。『I Heart Intelligence.com』『Times Now』などが伝えた。
8月30日のこと、トルコの都市イズミットの路上で演劇パフォーマンスをしていた俳優のニューマン・エルトゥールル・ウズンソイさん(Numan Ertuğrul Uzunsoy)とその友人に心温まるハプニングが起きた。
その演技の中でニューマンさんは落馬のシーンに差し掛かり、道に倒れこんでいた。もちろん演技なので、彼の痛がる素振りに観客をはじめ誰も心配する様子はない。
しかしニューマンさんはしばらくして、顔の周りに何か温かいものが近寄ってくるのを感じた。当初は「共演者が近寄ってきた」と思ったというが、近づいてきた何かはニューマンさんの顔中にキスをし始めたのだ。
実は演技で倒れこむニューマンさんを心配した野良犬が、共演者の間をかいくぐり尻尾を振り振ってやってきたのである。
その時の様子をニューマンさんはこのように語っている。
「犬のキスを感じた時はかなり嬉しかったですよ。とても感動しました。私を助けたいと思ってくれた天使のようでした。」
「本当に感動的な瞬間でしたよ。まったく予想もしていませんでした。」
野良犬の温かな労わりの仕草には演技中のニューマンさんのみならず、