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writer : ac

【海外発!Breaking News】全身火傷でつらい治療に耐えてきた柴犬、火傷被害者のセラピー犬を目指す(米)

昨年10月に米ジョージア州で起こった火災により、柴犬の“タカ”(当時8歳)が全身に火傷を負った。飼い主のもとを離れたタカはその後、多くの人の温かいサポートを受け数々のつらい手術にも耐えてきた。そして火事から9か月が経った今、タカは火傷に苦しむ患者を癒す“セラピー犬”になるべく訓練を受けているという。タカの奇跡の回復と人々の優しい愛が詰まったニュースを『WRDW News 12』『PEOPLE.com』などが伝えている。

昨年10月下旬、ジョージア州オーガスタの一軒家で火災が発生した。家は全焼し、この家で飼われていた柴犬のタカはなんとか自力で逃げだしたものの、近隣住民に瀕死の状態で発見された。

同州マルティネスにある「ケア・モア動物病院(Care More Animal Hospital)」に運ばれたタカは全身と顔に酷い火傷を負っており、痛みから鳴くのを止めなかった。獣医エミリー・マーティンさんは生きているのがやっとの状態のタカを慰めようとそばで優しく歌を歌い、つきっきりで看病した。タカはエミリーさんの声に安心したのか落ち着いたものの、エミリーさんはその日、苦しむタカをひとりぼっちにはできないと自宅に連れて帰った。

しかしタカの症状は深刻だった。その後、呼吸困難に陥ったタカは同州ジョージア大学獣医学部病院に搬送され、酸素吸入を受けた。タカの痛みとの闘いは続いた。

4人の幼い子供を抱えて全てを失ったタカの飼い主は、重傷のタカの治療を獣医らに託したが、経済的にも貧窮したことからタカを再び家族として迎え入れることはなかった。ケア・モア動物病院のスタッフはSNSを中心に寄付を募り、タカの治療のために約108万円(10,000ドル)を集め、タカの回復を願った。また大学病院から同病院に戻ってきたタカには、近隣住民から毛布やタオルなどの差し入れが届いた。さらには同州オーガスタにある火傷専門センター「Joseph M. Still Burn Center」がボランティアで治療の協力を申し出るなど、温かいサポートが途切れることはなかった。医師らは壊死組織を取り除いたり、皮膚移植手術を施すなどして必死にタカを支えた。タカにとってはつらく長い治療が続いたが、

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