ジュリアさんは思いがけずD.J.さんとドリューさんのスーパーバイザーの訪問を受け、こう告げられたのだった。
「実は今日、ウルフギャング君のために特別な“サプライズ”を用意しているんです…。」
その“特別なサプライズ”とは、いったい何だったのか…。ジュリアさんは当時のことをこのように明かした。
「自宅のデコレーションを済ませてまったりしていると、どこからかクラクションの大きな音が聞こえてきたのです。慌てて外に出ると、4台のゴミ収集車が列をなしてやってくるのが見えました。」
「ウルフギャングはゴミ収集車に手を振り、そのパレードを息を呑んで見守っていましたが、ドリューさんを見つけるととても嬉しそうにしていました。D.J.さんはちょうど休暇中で来ることができなかったのですが、ドリューさんを含む6人が休日にもかかわらず駆けつけてくれたのです。」
「車から降りた彼らはまるで3歳の子供に戻ったかのようにダンスをし、黄色い作業服や帽子、塗り絵などたくさんのプレゼントを持ってきてくれました。30~45分ほどですが、息子は彼らとゴミ収集車のおもちゃで遊んだり、収集車に乗せてもらったりと素敵な時間を過ごしました。息子はきっと、ヒーローと過ごしたあの日のことをいつまでも忘れないでしょうね。」
なおウルフギャング君はハロウィンにはゴミ収集車の作業員の仮装をする予定だそうで、将来はD.J.さんやドリューさんのようなゴミ収集車の作業員になりたいそうだ。
ドリューさんは、そんなウルフギャング君についてこう語っている。
「ウルフギャング君のことは大好きだし、彼も僕ら作業員のことをとても大切に思ってくれています。彼のような子供たちがこれからの将来を背負って立つわけですから、その気持ちはとても嬉しいですよ。ゴミ収集の仕事は単純作業ですが、毎日生活していくうえでは欠かせない仕事です。社会の中の1人1人の役割がいかに大切なのか、みんなにも考えてもらえると嬉しいですね。」
画像は『InspireMore.com 2020年9月24日付「3-Yr-Old Who Loves Sanitation Crew Gets Perfect Birthday Surprise.」(Facebook)』『CBC News 2020年9月17日付「Toronto boy who loves garbage trucks gets big surprise on 3rd birthday」(Submitted by Julia Wehkamp)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)