アフリカでは現在も児童婚が増加傾向にあり、このほどケニアで51歳の男性と結婚させられた12歳少女が当局によって保護された。少女は父親の持参金目当てによって結婚させられたものと見られている。『The Standard』『New York Post』などが伝えた。
ケニアの首都ナイロビの西に位置するナロクで、父親によって強制的に結婚させられた12歳の少女がナロク児童局によって保護された。少女は51歳の男性と結婚し、その2週間後に35歳の男性と結婚を余儀なくされた。
少女は医師になることを夢見て学校での勉強に励んできたが、12歳の誕生日を迎えると父親から51歳の男性のもとへ嫁ぐように言われた。少女は結婚を回避するために親戚の家へ逃げ込んだものの、父親に連れ戻されてしまい、結婚させられることになった。少女は当時のことを次のように語っている。
「私は結婚相手の男性について全く知りませんでした。家族には『その男性と結婚したくない』と抵抗しましたが、父からは『その男性が私達家族を養ってくれるから、その人と結婚しなさい』と言われました。」
「私はもっと勉強したいと思っていましたが、父は『勉強するには年を取り過ぎている』と言ったのです。私の2人の姉も父に強制的に結婚させられてしまいました。父はパンデミックで学校が閉鎖されてから、ひとり残った私を結婚させるつもりだったのです。」
少女は51歳の男性の2番目の妻として嫁ぐことになり、