骨折を繰り返す「骨形成不全症」を患い、3歳から車椅子を使用している身長86センチの女性が、身長185センチの健康な男性と恋に落ち結婚した。女性は4年前に男児を出産し、妻として、そして母として充実した日々を送っている。『Kidspot』『Love What Matters』などが伝えた。
米アイダホ州ジェローム在住のトリーシャ・テイラーさん(Trisha Taylor)は今から31年前、骨がもろく骨折しやすい先天性の難病「骨形成不全症」を持って生まれた。これまでの骨折は600か所にものぼり、拘束性肺疾患という呼吸機能障害のため肺炎には30回以上も罹っている。3歳から電動車椅子を使用しているトリーシャさんだが、長時間座っていることが可能になったのは骨粗鬆症の治療薬を投与するようになった12歳の時で、強い身体を作るために理学療法士によるセラピーも受けてきた。
身長が86センチのトリーシャさんは「骨折の痛みは耐え難いものがあるわ。でも私にできることと言えば、包帯を巻いて薬を飲むくらい。2年前には難聴の手術も受けたし、病気にならないように酸素吸入もしているわ。でも私の両親は私を障がい者として扱うことはしなかった」と明かし、こう続けた。
「時々、まるで私が2~3歳児でもあるかのように話しかけてくる人がいるの。そんな時は本当に悲しい。障がいは私の一部であり、一生涯向き合っていかなくてはいけないものだけど、私は負けない。楽しいこともあれば、つらいこともある。みんなには私も1人の人間であることを理解して欲しいの。」
そんなトリーシャさんが、現在の夫であるマイケルさんに出会ったのは、大学在学中の2008年のことだった。同じアパートに住んでいた2人はすぐに意気投合し、毎日のように語り合い、3か月後には正式な交際が始まった。トリーシャさんは「出会った瞬間、この人と結婚すると直感した。彼は私を障がい者としてでなく、1人の女性として見てくれる。ユーモアがあって、ハンサムで、勤勉で、信念を持った人」と明かしており、