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writer : ac

【海外発!Breaking News】焚き火で顔に重度の火傷 “ゾンビ”と呼ばれた女性が「第2の人生を前向きに生きたい」(豪)

メルボルンのアルフレッド病院の集中治療室にヘリで搬送され、8日間は薬による昏睡状態に置かれた。その後は火傷の専門病棟に移されると、顔、首、瞼、口の皮膚の移植を含む6度の手術を受け、約2か月半を病院で過ごした。

ヘイリーさんは「事故以来、1週間半だけ自宅に戻ることができましたが、瞼を閉じることや口を大きく開けることができず、再び入院を強いられました。事故前は小学校で教師をしていましたが、今は職場にも行けず、車の運転もできません」と語り、複雑な胸のうちをこう明かした。

「決してうぬぼれが強いわけではありませんが、この事故で一番つらかったことは慣れ親しんだ顔を失ったことです。私にとって顔を認識できなくなったということは、アイデンティティを失ってしまったことと同じなのです。」

「また周囲の視線も気になります。病院の外に出た時に、通りすがりの男性に突然『ゾンビみたい』と言われたことがあります。男性はそのまま去っていきましたが、冷たい視線や心無い言葉は人を傷つけるだけなのです。」

一方でヘイリーさんは、こうも語っている。

「こんな事故が起きた後でも、夫は私の一番の理解者で、友人や両親も今までと変わることなく支えてくれています。私がポジティブでいられるのも、笑っていられるのも、そして正直でいられるのも、みんなの助けがあってこそ。本当に感謝しています。」

「皮肉にもこの事故で、私は自分が対処しなければならない問題にしっかりと向き合うようになりました。もちろん周りの助けが必要ですが、希望の光を探し続け、第2の人生を前向きに生きたいと思っています。」

現在のヘイリーさん(画像は『News.com.au 2020年8月20日付「Woman’s face ‘burned off’ in unexplained accident with campfire」(Picture: Aaron Francis/The Australian)』のスクリーンショット)

なおメディアに自分の素の顔を晒し、力強いメッセージを伝えたヘイリーさんのニュースには、次のようなコメントがあがっている。

「どんなに外見が変わってしまっても、あなたは強く美しいと思う。」
「夫の愛を感じる。」
「火傷は精神的にも肉体的にもつらい。負けないで。」
「君こそ、希望の光。勇気をもらったよ。」
「人は外見じゃない。人生はやり直しがきくんだ。回復を祈っているよ。」

画像は『News.com.au 2020年8月20日付「Woman’s face ‘burned off’ in unexplained accident with campfire」(Picture: MediaDrumWorld/Australscope)(Picture: Aaron Francis/The Australian)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

皮膚移植をして4日後のヘイリーさん(画像は『News.com.au 2020年8月20日付「Woman’s face ‘burned off’ in unexplained accident with campfire」(Picture: MediaDrumWorld/Australscope)』のスクリーンショット)

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