1歳9か月の時に2頭の大型犬に襲われ左頬を失った男児は、5歳になるまでに50回の手術を受けるも顔に深刻な傷が残ってしまった。その外見により周囲から酷い中傷を受けるも、家族や優しい友人に囲まれて強く生きている。『Mirror』『Metro』などが伝えた。
米ノースカロライナ州グラニット・フォールズに住むライダー・ウェルズ君(Ryder Wells、5)は2015年、1歳9か月の時に約45kgもある2頭のロットワイラー犬に襲われた。
母親のブリタニーさん(Brittany)は、当時の様子を「友達の家で朝食を食べている時にライダーがいなくなったんです。窓の外を見ると庭でライダーがうつ伏せに倒れ、着ていたパジャマがボロボロに引き裂かれて袖だけになっていました。急いで抱き上げたのですが、顔の片側が無くなっていたのです」と明かしている。
ライダー君はヘリコプターですぐに病院に運ばれ、14時間に及ぶ大手術が行われた。顔の怪我に加えて腕を骨折し、右肺に穴が開いているという重傷だったため、ブリタニーさんは最悪の事態を覚悟するようにと医師に言われたそうだ。それでもライダー君は奇跡的に一命を取り留めた。ブリタニーさんは「医師らは全力を尽くすと言っていましたが、1歳9か月の幼いライダーが大手術に耐えられる見込みはないと思っていました」と振り返る。
その後、ライダー君は50回もの手術を受けたが顔には大きく傷が残ってしまった。さらに成長とともに鼻や目、歯の再建手術を行うことになるという。
そんなライダー君の顔を見た周囲の反応について、