イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】デヴィッド・ベッカム、W杯での退場処分は「一番きつかった。周囲は残酷だった」明かす

このことが当時23歳だったデヴィッド自身にどのような影響を与えたかと尋ねた。

「今振り返ってみると、あれがどれほど大変なことであるかに気付いていなかった。自分のキャリアの中で逆境に直面したことは覚えているけどね。1998年は一番きつい時期だったよ。」
「一度フィールドに出たら、精神的な準備をしなければならない。もちろんチームメイトはいるけど、『聴衆は僕のことを何と言ってるんだろう』という思いが止まるわけじゃないんだ。これは理解してもらわないといけない。」
「こんな気持ちは、幼い頃に経験していると思う。98年にミスを犯したけど、その時の反応はかなり残酷だった。ピッチではいつも口汚く批判されていたよ。でも時代は変わった。98年当時にソーシャルメディアがあれば、全く違う状況だっただろうね。」
「僕はラッキーだった。マンチェスター・ユナイテッドと監督、そして家族がサポートしてくれた。でも、あの頃『助けが必要だ』と聞いても良いと思っただろうか? いや、違うだろうな。時代が違ったから。自分で全てを抱え込み、自分自身で対処しなければならないと感じていたよ。」
「今は誰もが、大丈夫じゃなくても良いってことを分かってる。そう言って良いんだ。前に出て『助けが必要だ』って言ってもね。」

BBCは去る5月28日に、およそ50分にわたるウィリアム王子のドキュメンタリー『Prince William, Football and our Mental Health』を放送した。王子は番組中で「我々は、サッカーにおけるメンタルヘルスがいかに重要であるかをプロモートするため、サッカーコミュニティ全体からサポートを得ることに成功しました。これがファンやサポーターを通じて社会全体にも広がることを期待しています」と語っていた。

画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2020年7月27日付Instagram「Thank you to David Beckham, Steph Houghton, Tyrone Mings, Andros Townsend, and Carlo Ancelotti for joining in on the #HeadsUp discussion」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

サッカー選手達とメンタルヘルスについて語り合ったウィリアム王子(画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2020年7月27日付Instagram「Thank you to David Beckham, Steph Houghton, Tyrone Mings, Andros Townsend, and Carlo Ancelotti for joining in on the #HeadsUp discussion」』のスクリーンショット)

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