故エルヴィス・プレスリーの孫ベンジャミン・キーオさんが米時間12日、米カリフォルニア州カラバサスで亡くなった。最愛の息子を失い悲しみのどん底にいるとされる母リサ・マリー・プレスリーだが、4番目の夫はそんな彼女が「再び薬物に手を染めてしまうのではないか?」と懸念しているようだ。そのため元夫が、双子の娘達の単独親権を求める書類を裁判所に提出したことが明らかになった。
故エルヴィス・プレスリーの一人娘リサ・マリー・プレスリーを母に米出身ミュージシャンのダニー・キーオを父に持つベンジャミン・キーオさんが、カリフォルニア州カラバサスの自宅で死亡したのは米時間12日早朝のことだった。14日にはロサンゼルス郡検死局がベンジャミンさんが口にショットガンをくわえ自らの命を絶ったことを公表した。
ベンジャミンさんは長年アルコールや薬物依存に苦しみ、最近までリハビリ施設に通っていたことやパンデミックの影響で鬱症状がさらに深刻化していたこと、また“故エルヴィス・プレスリーの孫”という自身の境遇から来る重圧に苦しんでいたことなどが、関係者や親しい友人らの証言で明らかになっている。
ベンジャミンさんは、故エルヴィス・プレスリーの唯一の子であるリサ・マリー・プレスリーにとって最愛の息子であった。そんな彼が、1977年8月に自宅トイレで床に倒れこむようにして息を引き取った父エルヴィスと同じように、鍵をかけた自宅トイレのバスルームで便器の上にうなだれるようにして亡くなっていたというニュースを耳にした際の彼女の精神的ショックは計り知れない。
リサ・マリーの母で故エルヴィス・プレスリーの妻プリシラ・プレスリーは、ベンジャミンさん亡き後に更新したFacebookの投稿で「ベンを失ったショックは耐え難い苦しみ」であり、彼が自ら命を絶った理由を探る過程で「魂を突き刺されてしまった」と最愛の孫を失った悲しみを綴ると同時に、
「ベンを溺愛していた娘のこと、そして娘を襲う苦しみや痛みに思いを巡らせています。」
とリサ・マリーの精神状態をひどく懸念していた。
そんななか、リサ・マリーと10年間連れ添ったのち2016年に離婚し、以来11歳になる双子の娘達の親権をめぐりバトルを繰り広げている4番目の夫マイケル・ロックウッドは、