「動物病院に連れて行くお金がないから」という理由で、自宅で飼い犬の去勢を試みた62歳の女が逮捕された。犬は去勢後に患部から出血し、命の危険もあったことから動物病院で治療を受けている。『Chicago Tribune』『The Times of Northwest Indiana』などが伝えた。
米インディアナ州ポーター郡ポーテージ在住のキンバリー・オールダム(Kimberly Oldham、62)が今月14日、重罪にあたる動物虐待の容疑で逮捕された。キンバリーは飼い犬のヨークシャーテリアとチワワのミックス犬(3歳)の去勢を輪ゴムを使用して自宅で行い、虐待した疑いがもたれている。
ポーター郡保安官事務所によるとキンバリーは5月25日、近所の住民に「オス犬の去勢は自宅で簡単にできる。睾丸に輪ゴムをきつく巻けば、痛みを感じることもなくそのうちポロリと落ちる」とアドバイスを受け、自宅でその去勢方法を行ったという。
しかし翌日、患部の出血が止まらないのを見て驚いたキンバリーは、飼い犬をホバート動物病院に連れて行き、自宅で去勢したことを告白。獣医は「キンバリーが犬を虐待した疑いがある」として保安官事務所に通報した。
獣医は「一目見て、犬が痛みで喘ぎ、喉が渇いているのが分かった。陰嚢の根元にはデンタルフロスのような紐が巻かれ、酷く傷ついていた。放っておくと命の危険もあったので、当院で適切な去勢手術を行った」と当時を振り返っている。
キンバリーは保安官事務所の調べに対して、