豪クイーンズランド州で今年4月、当時生後7か月の犬が獣医の手違いにより全く異常がない足を切断された。犬の飼い主は『A Current Affair』『7NEWS.com.au』などのインタビューに応じ、「獣医から謝罪の言葉は一切ない」と怒りを露わにしている。
豪クイーンズランド州ミッション・ビーチ在住のスティーブ・スカーレットさん(Steve Scarlet、52)は、生後9か月のジャック・ラッセル・テリアとトイ・フォックス・テリアのミックス犬“マニー(Muni)”と暮らしている。今年4月のこと、マニーは駐車していた車から転げ落ちてしまい、歩くことができなくなってしまった。
スティーブさんはすぐに、マニーを近くの「ノース・クイーンズランド・クリニック(North Queensland clinic、以下NQC)」に連れて行ったが、獣医に「骨折が酷いので切断したほうがいい」と勧められ、同意した。
しかし4日後の4月7日、スティーブさんはマニーの様子がおかしいことに気付いて獣医に再診をお願いしたところ、驚くべき事実が判明した。
マニーのレントゲン検査を終えた獣医が、スティックさんにこう告げたのだ。
「手違いで骨折した右足ではなく、左足を切断してしまったようなのです。」
スティーブさんはその時のことを「どう説明していいのか分からない気持ちだったよ。間違った足を切断するなんて、どうしてそんなことが起きてしまったのか…。空虚感に襲われたね」と明かしている。獣医はとりあえず骨折した右後ろ足をギブスで固定して手術代を返金したというが、