大相撲の歴代最重量は、ロシア出身の大露羅で292.6キロ(2018年)、歴代2位はハワイ出身の小錦で285キロ(1996年)であるが、そんな力士たちに引けを取らないほど体重が増えてしまった中国の男性が注目されている。男性は湖北省武漢市在住のシュウさん(Zhou、26)で、体重が約280キロもあるというのだ。
中国にある武漢大学中南医院(Wuhan University Central South Hospital)が今月11日、SNSに投稿した26歳のシュウさんの写真が注目されている。シュウさんは武漢市がロックダウンを開始した1月頃から自宅に籠り、約5か月で体重が102キロも増加。同病院に助けを求めたのだった。
もともとインターネットカフェで働いていたシュウさんは身長175センチ、体重が178キロと肥満体で、これまでもいくつかの病院で診察を受けていた。
シュウさんの容態が悪化したのは先月31日のことで、約280キロの体重にシュウさんの身体が悲鳴をあげ、呼吸を整えないと話ができなくなっていた。また横になることができず、一日のほとんどを椅子に座ったまま過ごしていた。
シュウさんはその日、武漢大学中南医院の肥満外科のリー・チェン医師(Li Zhen)に連絡し「身体がだるく、動くことが困難な状態だ。48時間眠っていない。なんとか助けて欲しい」と懇願した。
電話を受けシュウさん宅に赴いた病院のスタッフはまず、新型コロナウイルス感染症などの検査をし、