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writer : yukke

【海外発!Breaking News】「私の症状と同じ!」原因不明の病に長年苦しんだ女性 TVドラマを見て病名判明、見事回復へ(米)

『グレイズ・アナトミー』シーズン15の5話を何気なくテレビで見ていたオリビアさんに大きな転機が訪れた。『グレイズ・アナトミー』は2005年にアメリカの映像会社ABCより放送が開始されるや否や大ヒットとなった大人気医療ドラマで、現在シーズン16が放送中である。その日のエピソードでは、「正中弓状靱帯圧迫症候群(median arcuate ligamentsyndrome:MALS)」という腹腔動脈起始部が弓状靱帯に圧迫され外因性狭窄をきたす珍しいケースが取り上げられていた。

「今でもそれがいつの何話だったかまで明確に覚えているわ! このエピソードを見るまで『MALS』なんて聞いたことがなかったんだもの!」

患者の訴える呼気時や食後の腹痛などはまさにオリビアさんを苦しめている原因不明の症状と酷似していて、「待って! こんなできすぎた話があるなんて」と衝撃が走ったという。

この時まで自分は拒食症だと医師を信じ、自分に言い聞かせていたオリビアさんであったが、放送終了後にインターネットで病状を調べ、MALSに違いないと確信した。オリビアさんはすぐにコネチカット州にあるスタンフォード病院にいるMALSの権威であるリチャード・スー医師(Richard Hsu)に連絡を取り、2019年10月に診察を受けた。

そしてスー医師は、オリビアさんの原因不明の胃痛はMALSによるものであると診断。その後いくつかの検査を経て、彼女の症状は手術により回復可能であることが分かった。

今年1月22日にオリビアさんは2時間の手術を経て、ついに長年の苦しい胃痛や原因不明の病気への不安から解放された。現在、彼女の体重は45kgを超え、順調に回復の兆しを見せている。

「今の私は食事をとても楽しみにしているの!」

まだ食事を完食することはできないものの、ゆっくりと体に食事を慣らしながら、3食の定期的な食事やスナックを食べ始めているとのことだ。

画像は『Liv 2020年2月8日付Instagram「January 22nd… my “rebirth” day!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)

一時は体重が40kg以下になってしまったオリビアさん(画像は『Liv 2020年2月8日付Instagram「January 22nd... my “rebirth” day!」』のスクリーンショット)

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