海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】電柱でお尻を掻いた牛 800戸以上の停電を起こす(スコットランド)

動物は時に想像し得ないことをやってのけるものだ。このたび電柱でお尻を掻いてしまったことにより、800戸以上の停電を起こしたお騒がせな牛がスコットランドで話題となっている。

5月7日の22時頃、スコットランドのチャペルトン(Chapelton)にある農場「イースト・ショートンヒル・ファーム(East Shawtonhill farm)」で飼われている牛の“ロン(Ron)”は突然お尻が痒くなったようだ。人間のように手で掻くことができないため、ロンは近くにあった電柱を使ってお尻を掻き始めた。

リムーザン牛のロンは、体毛の生え替わりの時期に身体を何かに擦りつける行動がよく見られるようだ。ロンはがっしりとした体格で、体重は1トンを超えている。その大きな体を擦りつけたため、電柱が大きく揺れたようで、電柱に取り付けられていた変圧器が落下し壊れてしまったのだ。これによりチャペルトンだけでなく、ストラスヘイブン(Strathaven)やグラスフォード(Glassford)も含めた周辺地域で800戸以上もの停電を引き起こしてしまった。

ロンの飼い主で農場のオーナーでもあるヘーゼル・ロートンさん(Hazel Laughton)は、翌日の早朝になって落下していた変圧器を見るまでは何が起きたのか気付かなかったそうだ。壊れた変圧器を見て何が起こったのか考えていると、ヘーゼルさんに向かってロンが申し訳なさそうに歩いてきた。壊れた変圧器とロンがよく電柱でお尻を掻いていたことを思い出し、ヘーゼルさんは全てを理解した。

ヘーゼルさんは「ロン自身は何があったか全く分かっていないと思うわ」と話す。運良く変圧器はロンの頭上には落下せず牧草地に落ちたため、11,000ボルトはあったとされる電圧から逃れることができた。電柱の真下で身体を掻いていたのに、

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