スウェーデンにある小さな町で昨年11月、17歳の少女が殺害され、遺体の一部が元恋人の自宅アパートから発見された。警察は元恋人の男が少女を殺害した有力な証拠を多数押収しているが、男は容疑を否認している。『Mirror』『Metro』などが伝えた。
スウェーデン南西部ヴェストラ・イェータランド県ウッデバラで昨年11月14日、17歳のウィルマ・アンダーソンさん(Wilma Andersson)が忽然と姿を消した。ウィルマさんは2年間交際していたイラク出身のティシュコ・ アーメド・シャバズ(Tishko Ahmed Shabaz、23)と別れたばかりで、その日はティシュコのアパートにある荷物を取りに出かけていた。
娘が帰宅しないことを心配した母親リンダさんはその日のうちに地元警察に捜索願を出し、人口6万人弱の町に警察官やボランティアなど約5000人が動員されてウィルマさんの捜索が開始された。
捜査が大きな進展を見せたのは、ウィルマさんが行方不明になってから2週間後の11月28日のことだった。地元警察はティシュコの自宅アパートの家宅捜索に踏み切り、スーツケースの中からアルミホイルにくるまれ、テープでグルグル巻きにされたウィルマさんの頭部を発見したのだった。
ティシュコの部屋からは多数の血痕が見つかり、犯行に使われたとみられるキッチンナイフにはウィルマさんの血液が付着していた。またナイフに残されていたDNA型がティシュコのものと一致、