1人で食事中に肉が喉に詰まってしまい死の恐怖に襲われた米フロリダ州在住の男性が、近所の女性に助けを求め“ハイムリック法”によって命を救われた。緊迫した男性の救出劇は、玄関に設置された防犯カメラが捉えており、『WESH 2 News』『Fox News』などが伝えて拡散している。
フロリダ州オーランドに住むビリー・バスさん(Billy Bass)は5月中旬、1人で夕飯中にステーキ肉が喉に詰まってしまった。呼吸が苦しくなり命の危険を感じたビリーさんは、裸足のままで道路を挟んだ向かいの家に走って助けを求めた。
その時の様子を捉えた動画では、ビリーさんが必死にドアをノックしているのが見てとれる。ビリーさんはなんとか息をしようとしているが、苦しさから嗚咽を繰り返しており立っているのもつらそうだ。
すると約20秒後、この家に住むカレン・アランダさん(Karen Aranda)が玄関のドアを開けた。ビリーさんは話すことができず、自分の胸を叩くなど身振り手振りで窒息寸前であることをカレンさんに伝えている。
カレンさんは「喉に何か詰まっているの?」と尋ねると、素早くビリーさんの後ろに回り、両腕で身体を抱えるようにして腹部を数回圧迫した。
緊迫した状態の中、カレンさんは肉片が除去されたことを確認し「水よ。水を持ってきて。そして緊急通報(911)してちょうだい」と家族の男性に指示を出している。
しかしビリーさんは「息ができる。大丈夫だ」と深く深呼吸。水を飲んで落ち着くと、