インド中部チャッティースガル州ラーイプル在住の夫婦に先月27日、男女の双子が誕生した。赤ちゃんは“コロナちゃん(Corona)”と“コヴィット君(Covid)”と名付けられたことから注目され、『Times of India』などが詳細を伝えている。
ロックダウン(都市封鎖)に置かれたインドで、新型コロナウイルス感染症の正式名「COVID-19(coronavirus disease 2019)」にあやかり、産まれたばかりの双子に“コロナちゃん”と“コヴィット君”と名付けた夫婦が注目を浴びている。
母親のリーティ・ヴァーマさん(Preeti Verma)に妊娠合併症の症状がみられたため帝王切開での出産となったが、双子は2900グラムと2700グラムで誕生し健康上の問題はないという。
リーティさんは双子の出産や名付けの経緯について、次のように語っている。
「陣痛が始まり、地元政府が運営する救急車を呼んで『ドクター・ビームラーオ・アンベードカル・メモリアル病院(Dr. Bhim Rao Ambedkar Memorial Hospital)』に向かいました。夜中の12時頃でしたが、外出禁止令が出ているため何度か警察に止められ、本当につらい思いをしました。」
「病院に到着してからはあっという間で、45分以内に双子が誕生しました。子供たちをコロナとコヴィットと名付けたのは、こんな状況下で出産したことをいつまでも忘れることなく、特別なものにしたかったからです。」